エアコン選びのポイント|畳数と性能はどう見る?
「前回いつ買ったっけ?」にならない、買い替え前のチェックリスト
■ あれ、前回いつ買ったっけ?エアコンとの距離感
エアコンって、家電の中でも「空気のような存在」になりがちです。
夏も冬も、当然のようにスイッチを入れて涼んだり温まったり。でも、ふとした時に思い出すんですよね。
「あれ?前回エアコン買ったのっていつだったっけ…?」
「どこの店で買った?何を基準に選んだんだっけ?」
しかも、店員さんにいろいろ教えてもらった気はするけど……内容はすっかり記憶の彼方。
そんな中、急にエアコンが壊れたり、「さすがにそろそろ買い替えかな…」なんて思い始めるタイミングは、たいてい夏が目前に迫った頃。
でも実は、「今この季節」こそがベストタイミングなんです。
■ エアコンは“畳数”で選んでいいの?性能の見方の落とし穴
エアコン選びでよく見るのが「◯畳用」と書かれた表記。
でも、ここにちょっとした落とし穴があるんです。
例えば、「10畳用のエアコン」でも、
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木造か鉄筋か
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南向きか北向きか
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天井の高さ
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家族の在宅時間・人数
これらによって、実際に必要な能力が変わってくるんですね。
▽ 畳数表示の基準って?
メーカーの表示はおおよそこのようになっています:
タイプ | 冷房(目安) | 暖房(目安) |
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10畳用 | 8〜12畳 | 8〜10畳 |
14畳用 | 11〜17畳 | 11〜14畳 |
でも実際、木造住宅の2階南向きリビングなんていう条件だと、
「10畳用」では足りないこともよくあります。
■ 間取りで変わる?エアコン選びのリアル比較
▽ ケース1:鉄筋マンション 10畳LDK(西向き)
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構造がしっかりしていて断熱性も高い
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日差しは夕方だけ当たる
→ 10畳用(冷房能力2.8kWクラス)で十分対応可能
▽ ケース2:木造2階建て 南向き12畳LDK+キッチン
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天井が高く、午後から日差しが強い
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キッチンからの熱気も入りやすい
→ 14畳〜18畳用(冷房能力4.0kW以上)がおすすめ
実際に家電量販店でも「この条件ならワンランク上を」と言われるパターン。
畳数だけでなく、実際の生活環境をイメージすることが大切なんですね。
■ 見落としがちな“室外機”と設置工事の落とし穴
エアコンは室内機だけでなく、外に設置する「室外機」も重要。
設置場所によっては、追加費用や設置不可のケースもあります。
▽ よくある注意点:
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ベランダにスペースがない(室外機が置けない)
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2階の部屋に設置、配管が長くなり追加料金がかかる
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隣の家との距離が近く、排気熱や音が問題になる
買う前に確認したいのが以下の3点:
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室外機の設置場所に十分なスペースがあるか
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配管がどう通るか(穴あけや壁づたいのルート)
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管理規約(マンションの場合)で設置に制限がないか
■ まとめ:エアコン選びは“情報の整理”が鍵!
エアコンは毎年のように買い替えるものではありません。
だからこそ、買うタイミングでしっかりと情報を整理しておくことが重要です。
これから夏に向けて家電量販店は混み合い、設置工事の予約も取りにくくなります。
「まだ大丈夫」と思っていたら、真夏にエアコンなし…なんてことも。
だから今、この記事を読んでいるこのタイミングこそがベスト。
✅ 買い替え前のチェックリスト
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家の間取りと部屋の向きは?
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今のエアコン、何年使った?冷暖房の効きは?
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室外機の設置場所は確保できている?
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畳数表示だけで判断せず、構造や日差しも考慮!